ビーグリーのぶんか社グループ買収後の目標株価を計算してみた。
ビーグリーの目標時価総額の算出を、
- 買収による効果
- マンガアプリ業界でのマルチプル
の2点を加味して考えていきます。
買収による効果
先日、ぶんか社グループの買収を発表しました。
10月8日に発表された説明資料によると、2019年12月期で考えると、買収によるPLインパクトは、「売上:1.54倍、EBITDA:1.96倍」です。
のれんをどの程度乗せるかによって当期純利益は変わってきますが、それでもこれほどのインパクトがある買収でした。
これは2020年12月期第4四半期より連結決算へ移行するとのことです。
つまり、単純に各年度の売上、利益は以下のようになると計算できます。
・2020年12月期
売上:129.4億円(115.3億円+14.1億円)→約12%の上振れ
営業利益:12.97億円(10億円+2.97億円)→約30%の上振れ
・2021年12月期
売上:183.5億円(127億円+56.5億円)
営業利益:21.9億円(10億円+11.9億円)
※2021年12月期の売上127億円は、直近2期の売上成長率を考慮して10%だったと仮定しています。
※2021年12月期の営業利益10億円は、2020年12月期と同じだったと仮定しています。
※各年度ともに、ぶんか社グループの売上・利益が2019年度と同じ場合を過程。
※シナジー効果によりさらに伸びる可能性も十分に考えられます。
※それぞれ、ぶんか社のEBITDAを営業利益の枠に便宜上入れてます。
マンガアプリ業界でのマルチプル
マンガアプリの競合と比較してみました。ビーグリーはぶんか社グループを加味してます。
ビーグリーの場合は、売上成長率はそこまで高くないので、PSR・PERが低めになってしまいますよね。。
ただ、だとしても適正な水準まだ2~3倍は離れてると思います。成長率が同定のパピレスと比べてます。
個人的な目標時価総額
目標時価総額は、最低でも2倍、最大で3倍は狙えると考えました。
・2倍:250億円
・3倍:375億円