ピクスタ(3416)の株価は買いかも|下落後に200万円の買いを入れた5つの理由
タイトルにある通り、ピクスタが下落したタイミングで200万円(正確には約211万)の買いを入れました。
企業から定額制でお金をもらうビジネスをしている割には、評価が低いと思っていたので、その考えなどを記したいと思います。
ピクスタの評価が低すぎる!「買い」だと思った5つの理由
プラス要因
まずはプラス要因から。
①安定的に二桁成長をしている。
ピクスタ社では、何年も前から定額制での写真素材提供に力を入れています。その結果もあり売上は安定的に増えていて、毎年二桁の成長率を維持しています。ネット系の会社にしては物足りなさは感じますが、最低限の成長はしていると考えてます。
②出来高が少ないため、火が付きやすい。
直近30日の出来高は、1日あたり37,510株です。これは暴騰・暴落時の出来高も含まれているため排除して、それ以前の期間で計算すると9,121株となります。
100株単位の取引なので、なんと1日91回の取引です。
100株で11万円として計算すると、1日あたり1000万円前後の取引で相場が出来てしまうのです。
こういう出来高が少ない銘柄の場合、一度火がつくと売りも少ないためドンドン上がっていく傾向があると思います。
③他のSaaS企業と比べてPSRが圧倒的に低すぎる。
また別の記事でも書きますが、ピクスタはSaaS系の企業の割にはPSRが安すぎます。
おそらくPSRで計算して投資をする人たちが、ピクスタに入って来てないからだと思います。
日本のSaaS企業でも時価総額が400億円以上になると、PSRが10倍以上ついている会社が多い傾向があるため、まだまだ気付かれていないのではないでしょうか。
私はこれはチャンスだと思います。
④チャート的に買いのタイミングである。
チャートを見る限りでも、今は絶好の買いタイミングだと思います。
ローソクチャートも上向きですし、MACD・ストキャスティクスも全て上向きに超えていっています。
そのため、値下がり余地はそこまで大きくない、期待値としては上だと思います。
⑤コロナの影響は若干ある程度なので、最低でもコロナ前の株価には戻るはず。
このチャートを見て貰えれば分かるように、コロナ前後で株価は1,550円前後から1,000円前後に下がりました。下落率は約35%です。
ですが、2020年12月期1Qの決算資料を見ると分かるように、コロナの影響は本当に軽微です。
ピクスタの単品販売は若干の影響を受けていますが、それでも1Q・2Qが前年比で横ばいになる程度で、3Q・4Qは回復するはずです。定額制は伸びていますし。
そのためどれだけ遅くても、2Q(4~6月)か3Q(7~9月)には、コロナ前の株価水準には最低でも戻ると予想します。
マイナス要因
①定額制とは言っても原価が発生するビジネスである。
2020年1Qでピクスタの定額制・単品の売上が6.25億円、仕入原価が1.88億円、つまりピクスタ事業で原価率が30%ということになります。
定額制分の原価は明示されていないはずなので詳細は分かりませんが、決算資料には「PIXTA単品売上の減少等の影響により、仕入原価が減少」という記載があるため、定額制が増えれば増えるほど、仕入原価率は下がっていくと予想されます。
ただ、原価が発生するビジネスとは言っても原価は30%以下。そのため、PSRが他企業と5倍~10倍程度の差がつくほどのマイナス要因ではないと思います。
ここまで見てきた要因を考慮した結果、ピクスタは「買い」で考えています。
私が考える目標株価水準
他のSaaS系の企業のPSRを調べた結果がこの表です。
見て分かるようにピクスタだけ異様に低く、なんと「0.9倍」!
ピクスタの定額制事業だけで見ると、成長率は16.9%あるため、PRTIMESと同程度のPSR「5倍」は許容されるのではないかと思います。
なので、PSRが3倍~5倍想定で、今期~来期にかけて90億~150億円ほどの時価総額まで上がると考えます。
現在の時価総額が28億円なので、3.2倍~5.3倍ですね。
下値リスクが少なく、上値で3.2倍~5.3倍の期待値を持てるのであれば、悪い投資ではないと思います。
ポートフォリオの7.7%しか持てていませんでしたが、株価の動き次第で少しずつ買いを入れるかもしれません。
チャートの動き次第では、途中で売ることも考えられます。
また、5月頭の暴騰と同じ程度の株価(1,550円)程度で、ある程度利確をするのも一案だとは思います。