ウォンテッドリーを買ったので、同業者とのPSR・PERの比較のメモ
ウォンテッドリー、クイック、ツクルバ、テモナ、イノベーション、は1年後に2倍以上を目指してアホールドする予定。
◆ウォンテッドリー
・売上:27.9億円
・時価総額:97億円
・PSR:3.5倍
・当期利益:0.5億円
・PER:187.8 倍
◆エン・ジャパン
・売上:415億円
・時価総額:1536億円
・PSR:3.7倍
・当期利益:37.5億円
・PER:35.9倍
◆学情
・売上:65億円
・時価総額:227億円
・PSR:3.5倍
・当期利益:11.3億円
・PER:18.0倍
◆クックビズ
・売上:19億円
・時価総額:22億円
・PSR:1.1倍
・当期利益:-2.8億円
・PER:-
◆アトラエ
・売上:37億円
・時価総額:372億円
・PSR:10倍
・当期利益:3.3億円
・PER:108.6倍
◆キャリアインデックス
・売上:25億円
・時価総額:123億円
・PSR:4.9倍
・当期利益:2億円
・PER:56.4倍
◆クイック
・売上:194億円
・時価総額:201億円
・PSR:1倍
・当期利益:11.5億円
・PER:16.8倍
イノベーション
【2021年3月期】→【2022年3月期】
・売上:27億円 → 38億円
・純利益:2.4億円 → 3.5億円
・売上成長率:40%想定
・PER:35倍
・PSR:3.1倍
・時価総額:82億円
・2022年3月期に向けて、122億円程度の時価総額を目指せそう。
【期待】
・売上利益が上振れしそう
・売上:24.95億予想→最低でも27億円
・利益:1.45億予想→最低でも2.4億円
※1Qの数字を単純に×4。Qごとに伸びていくからさらに10~20%増る。
・上方修正でると思う。
・コクリポ、セミナーシェルフの有料課金サービスがけっこう伸びてて、利益率が高まりそう。コクリポは、月3万円×1000社=月3000万円、年3.6億円になっているかも。
【リスク】
・3Qの数字が、2Qより伸びているか?は決算で確認したい。
・オンラインメディア側は、広告費が高いから利益率を高めるのはこれ以上は難しい。
保有銘柄更新(2020年10月11日)
メイン口座での保有銘柄
(1)テモナ
【時価総額】
・現在:173億円
・MIN:331億円
・MAX:496億円
【売却トリガー】
時価総額331億円まではアホールド。その後はチャートの流れ次第で半分ずつ売っていく。
【ロジック】
時価総額計算
・MIN:331億円(2020年9月期売上22億円でPSR15倍。2021年9月期売上33億円でPSR10倍)
・MAX:496億円(2021年9月期売上33億円でPSR15倍)
【サプライズ期待】
(+)2020年9月期の売上が上振れ。
(+)2021年9月期の売上成長率が加速(42%→50%)。
(-)2020年9月期の利益達成ができるか。
(2)ビーグリー
【時価総額】
・現在:125億円
・MIN:250億円
・MAX:375億円
【売却トリガー】
時価総額250億円まではアホールド。その後はチャートの流れ次第で半分ずつ売っていく。
【ロジック】
【サプライズ期待】
ぶんか社の買収を加味した上で、
(+)2020年12月期の上方修正が入る(3Q発表前後なので11月中旬)
(+)2021年12月期の予算が今年の2倍程度の数字で発表される
(3)ベネフィットジャパン
【時価総額】
・現在:118億円
・MIN:115億円
・MAX:200億円
【売却トリガー】
地球wifiの状況が伝わるまでアホールド。
下値リスクはほぼないはず。
【ロジック】
・長期的に成長を続けていて今後も見込める。
-売上:平均+22%
-営利:平均+16%
・PERが中程度に収まっている。今後も14倍~MAX20倍を想定
・1~2年以内にMAX200億円まで。
【サプライズ期待】
(+)レペゼン地球とのタイアップwifiの売行が好調に。
(+)コロナ禍でも前期比で売上+20%、
(+)ストック売上比率が更に向上(現在52%)
(4)ツクルバ
(5)ミクシィ
(6)メルカリ
別口座で長期アホールド中
- ツクルバ
- ロコンド
- PR TIMES
- ベネフィットジャパン
- テモナ
- ウォンテッドリー
- BuySell Technologies
ビーグリーのぶんか社グループ買収後の目標株価を計算してみた。
ビーグリーの目標時価総額の算出を、
- 買収による効果
- マンガアプリ業界でのマルチプル
の2点を加味して考えていきます。
買収による効果
先日、ぶんか社グループの買収を発表しました。
10月8日に発表された説明資料によると、2019年12月期で考えると、買収によるPLインパクトは、「売上:1.54倍、EBITDA:1.96倍」です。
のれんをどの程度乗せるかによって当期純利益は変わってきますが、それでもこれほどのインパクトがある買収でした。
これは2020年12月期第4四半期より連結決算へ移行するとのことです。
つまり、単純に各年度の売上、利益は以下のようになると計算できます。
・2020年12月期
売上:129.4億円(115.3億円+14.1億円)→約12%の上振れ
営業利益:12.97億円(10億円+2.97億円)→約30%の上振れ
・2021年12月期
売上:183.5億円(127億円+56.5億円)
営業利益:21.9億円(10億円+11.9億円)
※2021年12月期の売上127億円は、直近2期の売上成長率を考慮して10%だったと仮定しています。
※2021年12月期の営業利益10億円は、2020年12月期と同じだったと仮定しています。
※各年度ともに、ぶんか社グループの売上・利益が2019年度と同じ場合を過程。
※シナジー効果によりさらに伸びる可能性も十分に考えられます。
※それぞれ、ぶんか社のEBITDAを営業利益の枠に便宜上入れてます。
マンガアプリ業界でのマルチプル
マンガアプリの競合と比較してみました。ビーグリーはぶんか社グループを加味してます。
ビーグリーの場合は、売上成長率はそこまで高くないので、PSR・PERが低めになってしまいますよね。。
ただ、だとしても適正な水準まだ2~3倍は離れてると思います。成長率が同定のパピレスと比べてます。
個人的な目標時価総額
目標時価総額は、最低でも2倍、最大で3倍は狙えると考えました。
・2倍:250億円
・3倍:375億円
ZUU(4387)をPTSで「6,128円×200株」買ってみた
5月29日の決算発表で、2021年3月期の予想を「売上:+43.5%~63.5%」と出したZUU。まさかこんなに良い決算を発表するとは。。ウォッチしきれていませんでした。
この発表を受けて、本日6月1日にZUUを買いました。
ただ、ザラ場では買えなかったため、やむなくPTSで平均6,128円×200株購入しました。
購入にあたって、いつものように目標時価総額を個人的に計算したので、ここに記します。
目標の時価総額
売上×PSRで計算しました。ただし、「金融系メディアのPSR」と「SasSのPSR」は別カウントにして計算します。
フィンテックとセールステック、それぞれの売上
「2021年3月期売上高が26.5億~30.2億(成長率+43.5~63.5%)」で、仮に2020年3月期とフィンテックとセールステックの比率が同じであると仮定します。そうすると、2021年3月期の売上はそれぞれこの数字になります。
- フィンテック:13億~14.8億円
- セールステック:13.5億円~15.4億円
金融メディアのPSRをミンカブを参考に
PSRはミンカブを参考にします。
ミンカブは「売上:40億」「時価総額:202億」なので、PSRは5倍。売上成長率は +43.3%です。
領域的にも、売上成長率にも、PSRは参考にできそうです。
SaaS系のPSR
SaaS系のPSRは、日本の一般的な数字を参考に。目標はPSR5~10倍とおきます。
計算結果は119.5億円~228億円
上記の数字をかけていった結果、目標時価総額は119.5億円~228億円となりました。
モメンタムが合わさればさらに上を目指せそうです。
最大でも2倍弱くらいは追いにいけそうなので、しばらくホールドを頑張りたいと思います。
もし何か間違いや違う考えがありましたら、Twitterでご指摘をいただけると幸いですm(__)m
https://twitter.com/stock_farm_
※免責事項※
検討結果は、2020年6月1日現在での情報を元に判断しています。今後の業績の伸び次第で、評価は変わる可能性があります。
個人の株式売買の検討用に書いた記事ですので、売買を推奨する記事ではありません。
実際の投資は皆さんご自身の判断でお願いいたします!投資結果については責任は持てませんのでご了承下さい。私個人はきずな社に期待できると思ったため、買っていきます。
テモナ(3985)の株価は買い?|成長率・PSR・来期への期待・テーマ性を評価して450万円買ってみた
EC向けにSaaSを提供しているテモナを約450万円分買いました。自分なりに買った理由をまとめました。
テモナが買いだと思った理由
こちらがその理由。主な理由は「5年平均成長率39%」×「来期成長率が上昇しそう」×「SaaSなのにPSR4.2倍」×「テーマ性:EC関連」×「今期予算の過達期待」です。
順番にまとめていきます。
①「5年平均成長率39%」
売上高は毎年二桁成長していて直近5年の平均成長率は年39%です。今期の成長率予想は42%。
このグラフを見ると分かる通り、一時期落ちていた成長率が2019年9月期から伸び始めているのです。
なぜ成長率が上昇したか?それはテモナが「ターゲット市場の拡大」と「ARPUの向上」に取り込んでいるからです。
成長率の上昇理由1「ターゲット市場の拡大」
2018年から、美容室・実店舗向け・大手向けなど幅広い製品ラインナップを増やしています。
この中でもサブスクビューティーは、2019年11月からの開始にも関わらず、2020年9月期第2四半期累計で4,500万円の売上。すでに年間0.9億円の売上規模があるため、年間売上22億円のテモナにとっては小さくない存在です。成長率を考えると、今期1.3億円、来期2億円規模の事業化も夢ではないと思います。
成長率の上昇理由2「ARPUの向上」
テモナの重点施策の1つ、ARPUの向上。2019年9月期から取り込んでいたようで、その時点から33.6%もARPUが向上しています。
グラフを見る限りだと、現在ではARPUの向上は一段落し、2020年9月期2Qからアカウント数の拡大に取り組み始めたようですね。
ARPUをそこまで毀損せずに1Qから2Qにかけてクライアント数を増やし始めています。
②来期以降も成長率の上昇しそう(私の計算では50.5%)
事業の好調により、来期以降も成長率が拡大すると予想します。
先程のグラフの再掲ですが、今期までの成長率はこちら。成長率が回復しつつ、今期は42%の成長です。
それの成長率が、来期は50.5%になると予想します。その大きな要因は「サブスクストア」です。
「サブスクストア」が前年同期比408.9%と急成長中
こちらは第2四半期累計で決済手数料を除いた事業別の売上。
- サブスクストア:1億3500万円(前年同期比408.9%の成長)
- たまごリピート:5億400万円(前年同期比21.6%の成長)
- ヒキアゲール:400万円
- サブスクストアB2B:200万円
- サブスクビューティ:4500万円
- サブスクトレーニング:500万円
- 合計決済手数料:2億7300万円(前年同期比11.2%の成長)
主力事業の「たまごリピート」も21.6%成長、決済手数料売上も11.2%と健闘していますが、「サブスクストア:1億3500万円(前年同期比408.9%の成長)」がの急成長具合が目を引きますね。
サブスクストアのQごとの売上とYoY成長率がこちらのグラフ。公開されている情報からまとめました。2019年3Q・4QはQごとの数字が出てないので空欄です。
グラフを見ると急成長具合がさらに分かりますね・・・。
2020年9月期の3Q・4Qや、来期がどこまで伸びるかは分からないですが、尋常じゃない売上を叩き出すと予想します。
2019年9月期の決算では、「サブスクストア」単体での業績は説明されていませんでした。競合対策のためだと思いますが、こんな成長率を誇る事業を隠し持っていたとは・・・。
サブスクストアのYoY成長率を考慮すると、来期の売上高と成長率は?
こちらは2Q累計の売上・構成比・YoY成長率のまとめです。2020年は実績で、2021年分は私の予想です。
サブスクストアは、今期はYoYは+409%ですが、来期はさすがにこれよりは下がると思うので、+250%と仮定。
他にも伸びが良いサブスクビューティは+30%、たまごリピートは今期と同じ成長率の+22%で数字を仮定しておいています。
これをすべて計算すると、今期の年間売上22億円に対して、来期は33億円が期待できると思いました。そのため、売上成長率は50.5%。今期よりも成長率が伸びると予想できます。
③「SaaSなのにPSR4.2倍」
SaaSで成長率が高いのにPSRが低すぎると感じました。
年平均成長率が39%、今期は42%ということを考えると、他のSaaS企業のPSRを参考に考えると、12倍になってもおかしくないです。
④「テーマ性:EC関連」
コロナの影響でEC利用が拡大しています。
しかも、楽天・Amazonなど大手の利用も増えていますが、日本だとBASE、海外だとShopifyのようなポータルに所属しない「独自EC」の利用も急成長しています。
たとえばBASEであれば、2020年4月の取扱高が前年比2.9倍になっています。
このEC利用拡大の影響もあり、EC事業者向けにSaaSを提供するテモナの業績も成長曲線が上がることを期待しました。
⑤「今期予算の過達期待」
3Q(4・5・6月)以降、決済手数料売上の上振れが期待できそうです。テモナで決済手数料売上は、全体の28%を占めています。
中途半端ですが、ここについてはまた改めてまとめたいと思います。
⑥「利益率が下がっているように見えるため、投資家からの評価が下がり割安になっている」
テモナではキャッシュレス対応等で、一時的に利益率が下がっているが、2020年9月期3Qから回復する予定とのことです。
売上は伸びているのですが、利益が2019年9月期から下がってしまっています。このため利益成長を期待している投資家が離れていって、株価・PSRが安く放置されていたと思います。
(グラフ引用:野村證券)
その結果、2018年9月以降はどんどん株価が下がっていって、高値から-70%ほどまで落ちてしまいました。
ですが、SaaS企業に投資をするような投資家は、利益ではなくPSRを見ていると思います。もちろんPSRを見る前提としては、成長率を上げていけば、将来的な利益・キャッシュフローが増えるだろうという考えがあるからですが。
PSR投資家からの買いが増えていけば、株価は再評価されていくと思います。
⑦チャートが良い
200日移動平均線を75日移動平均線が上抜けしています。
この傾向がある株は、基本的には右肩あがりの傾向を期待できると思います。
テモナに対する懸念
①当期利益だけを見ると、2019年9月期以降下がっている
割安に放置されている理由として書いた「利益が下がっている」件。これは懸念にもなります。
上場株は一貫性が大事だと思うのです。純利益は出さないけど「いつでも出せるよ」という説明をし続けて、利益を抑え続けるのはアリな戦略だと思います。
ですが、一旦利益を出し始めたら、基本的には売上成長に合わせて利益も出しに行かなければいけないので、それがちゃんとできるか・・・。
ただ、現在できていないから、逆にできた時にはビッグサプライズになるので、急騰は期待できます。
テモナ株の目標株価、目標時価総額
SaaS銘柄なので、利益は度外視で考えました。
PSRで最低で10倍、平均的なPSRを考慮すると15倍、材料が揃えば20倍は目指せると思いますので、以下の時価総額・株価を目標にしてホールドし続けたいと思います。
・2020年9月期:売上22億円
(上限)PSR20倍:440億円
(中立)PSR15倍:330億円
(下限)PSR10倍:220億円
・2021年9月期:売上33.1億円
(上限)PSR20倍:662億円
(中立)PSR15倍:496億円
(下限)PSR10倍:331億円
※2021年9月期は、売上成長率が50.5%だったと仮定。
※景気上昇に連れて、許容できるPSRは上昇していくはずなので、さらに上振れもありえる。
2020年5月25日の時価総額で91.7億円なので、2.5倍~7倍は目指したいと思います。
来期の成長率次第で、追加購入、半分撤退などの判断は必要になってくるので、ウォッチしていきます。
直近のチャートだと、75日移動平均線の700円弱まで株価が下がる可能性があります。そこまで下がったら、さらに300万円くらいは買い増ししたいです。
途中途中で売買するとは思いますが、すべては売却しきらず、2年くらいはホールドして長い付き合いをしていく予定です。
もし何か間違いや違う考えがありましたら、Twitterでご指摘をいただけると幸いですm(__)m
https://twitter.com/stock_farm_
※免責事項※
検討結果は、2020年5月25日現在での情報を元に判断しています。今後の業績の伸び次第で、評価は変わる可能性があります。
個人の株式売買の検討用に書いた記事ですので、売買を推奨する記事ではありません。
実際の投資は皆さんご自身の判断でお願いいたします!投資結果については責任は持てませんのでご了承下さい。私個人はきずな社に期待できると思ったため、買っていきます。
誹謗中傷対策の関連銘柄として、ガイアックス・アディッシュ株式を買ってみた
テラスハウスに出演していた方の誹謗中傷問題がきっかけとなって、投稿者特定の簡易化検討が始まりました。
本当に痛ましい問題ですし、誹謗中傷した人は訴えられてしかるべきだと思います。
今回の件で、どうやら関連銘柄が上昇し始めているので、誹謗中傷対策の関連銘柄を洗い出して買ってみました。
テーマは大きくは2つ。「投稿監視業務」と「弁護士業務」。
誹謗中傷対策の関連銘柄①投稿監視業務(ネットパトロール)
投稿監視とは、ネット上のユーザー投稿を監視し削除依頼などを請け負う業務で、多くは企業(時には個人からも?)から業務依頼を受けて遂行します。
その大手と言えばこういった会社です。
- ガイアックス【3775】
- アディッシュ【7093】
- イー・ガーディアン【6050】
- ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス【3657】
各企業の考察
ガイアックス【3775】、アディッシュ【7093】
アディッシュはガイアックスから分社化された会社です。
現在ではガイアックス自身では投稿監視は行っていないかもしれませんが、アディッシュの大株主(48.02%保有)はガイアックスなので、関連銘柄に含めています。
アディッシュの株価が上がれば、ガイアックスも上がるだろうという算段。
アディッシュの時価総額は52億円。ガイアックスの時価総額は43億円。
小型なので一気に吹き上がりやすいのではと考えました。
さらには、「誹謗中傷対策のネットパトロールをはじめました」というニュースやIRも出してくれれば、なお株価は上がりやすくなるでしょう。(追記。ニュースが出ましたね)
イー・ガーディアン【6050】
イー・ガーディアンも、投稿監視やゲームのお問い合わせサポートがメインの会社。
とてもテーマ的に良く、業績も上がっているのでありなのですが、時価総額は262億円とのことで、吹き上がり易さはアディッシュに見劣りしそう。
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス【3657】
昔は、投稿監視の大手と言えば上記の企業だったかと思います。ですが、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングスの会社四季報を見ると、ネットサポート(投稿監視)の割合は売上の22%程度とのことで、本業はゲームのデバック業務になっているのですね。時価総額は378億円。
誹謗中傷対策の関連銘柄②弁護士業務
実際に誹謗中傷の通知を出したり、損害賠償の手続きをするのは弁護士です。
そのため、弁護士に発注して動いてもらうことになります。
弁護士事務所が上場していたら買いたかったのですが、弁護士関連で言うと「弁護士ドットコム」くらいしか見当たりませんでした。
弁護士ドットコムは既に1,838億円も時価総額があり、クラウドサインの成長を期待されている銘柄だと思うので、今回は見送りました。
最終的に買ったのはガイアックス・アディッシュ
「吹き上がり易さ」や「業務の関連度合い」や「業績の安定成長度合い」を考えて、今回はガイアックス・アディッシュを買いました。
実は、アディッシュは先週から1000株保有していたのですが、急な値上がりにビックリして、途中で500株売ってしまいました。。。失敗。。
明日以降も、少しずつ買い増しもするかもしれません。
「株式市況が上向き」で「大きなテーマ」がある場合は、しばらく吹き上がり続ける可能性があるので、暴落するまでホールドし続けようと思います笑笑
忘れられないのは、2013年の2月から4月にかけてインターネット選挙の関連銘柄としてガイアックスが暴騰した時に途中で売ってしまい、、指を加えて見ていたこと笑
その時の暴騰は、45日で1321%笑
今回はここまで行くかは分かりませんが握力全快で。
(追記)エルテスもネットのモニタリング業務をやっていると知りました。時価総額は96億円ですが、PERが317倍もあるので迷うところ。。。
明日5月27日の値動きを見て、吹き上がるイメージが持てたらこちらも買う可能性があります。
きずなホールディングス(7086)の株価は安いと判断|投資を決めた理由とは?(追記があります)
尊敬する個人投資家の方が、「きずなホールディング(7086)」を保有しているという記事を見ました。
そこで私も購入を検討して買ったので、その理由をまとめました。
(追記)記事の最後にも書きましたが、下方修正が出て購入したロジックから乖離が発生したため、損切りしました。
葬儀関連の競合とのPER・PSR・PBR・成長率の比較
現在での指標的には「ナシ」だが…
きずなホールディングは「葬儀葬祭業を営む事業会社2社を保有する純粋持株会社」です。
そこで葬儀関連の同業他社との各指標を比較。
- 【燦ホールディングス】(per)14.4倍、(psr)0.72倍、(pbr)0.46倍、毎年売上5%成長くらい
- 【ティア】(per)13.9倍倍、(psr)0.83倍、(pbr)1.22倍、毎年売上8%成長くらい
- 【ニチリョク】(per)10倍、(psr)0.35倍、(pbr)0.27倍、毎年売上は5%減少
- 【きずな】(per)11~14.5倍、(psr)0.8倍、(pbr)1.8倍、毎年売上は11%成長くらい
つまり、現時点の指標だけ見ると平均的で、割安でもないと感じました。
「株式市況」と葬儀の「業界事情」、きずな社の「個別事情」の検討結果
今期の着地予想、来期・再来期の業績を考えると「積極的に買い」と考えました
次に、「株式市況」「業界」「個別」でプラス要因・マイナス要因を見ていきます。
参考にしたのは、きずな社の決算短信や「成長可能性に関する説明資料」、競合他社の決算発表です。
プラス要因
株式市況事情
- 直近3ヶ月はどうなるか分からないが、1年以上のスパンで見ると必ず上がり傾向になる。
- 景気回復に向けて大きめのPERも期待できる。
市況の回復に合わせて、どれくらいのPERが期待できるかを念の為に見ていきます。
同業他社の直近3年のPER最高値がこちら。数値はバフェットコードを参考にしています。
- 燦ホールディングス:15倍(2017年12)
- ティア:28.8倍(2017年12月)
- ニチリョク:27.4倍(2018年5月)
各社ともに、現在よりかなり高いPERが許容されていますね。売上成長率が1桁%だったにも関わらずこの数値だったので、きずなホールディングスはもっと高いPERにもなり得るはずです。
業界事情
- きずな社が得意とする「家族葬」は、葬儀業界の中でも最も成長している市場。
- コロナの影響で、大人数でイベントごとは控えたいニーズが増えるはず。そうすると、きずな社が提供する「家族葬」「小規模葬儀」の利用率は上昇する。
- 葬儀の市場規模は右肩上がり傾向。2022年までに2020年の1%成長というレベルだが。
2番目の「「家族葬」「小規模葬儀」の利用率は上昇する」という話について、裏付けも見てみましょう。
2020年4月13日発表の「2020年5月期 第3四半期決算短信(IFRS)(連結)」によると、「単価の下落は見られるものの、足元の葬儀件数実績は計画を上回っている」と記載があります。その理由として、家族葬・小規模葬儀などきずな社の商材に対して追い風の状況があることが見受けられる。
つまり、業績が下がってないことがプラスのサプライズとして株価が上がりやすくなる。
個別事情
- オーダーメイド葬儀の取り扱い件数成長率は年1.87倍(19期上期から20期上期にかけて。その前1年は2.33倍の伸び)。全体に占めるオーダーメイド葬儀の割合は20%(6,497件中1,339件)。つまりオーダーメイド葬儀の取り扱い割合が増えるに従って、全社での成長率は高まっていく。
オーダーメイド葬儀の伸びについては「成長可能性に関する説明資料」で確認できます。11ページ目の右の欄ですね。
オーダーメイド葬儀の成長を加味すると、全社としての売上成長率は「1年後:25%成長、2年後22%成長」となることも考えられます。成長角度が上がるのは株価にとって好影響。PERも見直されるはずです。
計算式を貼っておきます。
- M&Aに慣れている。これまで3回のM&Aを実施しており成長されているし、今後もM&Aで成長を加速させる予定でいる。
- 2020年5月期の業績予想【売上】80億円、【当期利益】3.7億円に対して、3Qまでに【売上】73.5億円(進捗73%)、【当期利益】3.2億円(進捗85%)まで来ている。つまり、当期利益の上方修正が期待できる。
- 2020年5月期は上場にともなる一時的費用を差し引くと、2020年5月期は【営業利益】10.16億円、【当期利益】5.83億円なので、PERでは11倍まで下がる。(決算短信より)
- 2021年5月期のコンセンサスは【売上】88億円、【当期利益】5.8億円。売上成長率は9.3%、利益成長率は50.6%になる。
- MACDやストキャスティクス的に買い(2020年5月24日現在)。
- PER、PSR、PBRの指標的に下振れリスクは少ない。
- 同業他社に比べて売上成長率が高い
- 自粛期間の2020年3月~5月分の売上も、ほとんどへこんでいない。前述の「単価の下落は見られるものの、足元の葬儀件数実績は計画を上回っている」というのが裏付け。業績が下がってないことがプラスのサプライズとして、株価が上がりやすくなる。
そして、「弐億貯男」さんが買っていることが、個人的にはけっこう大きいプラス要因です。
マイナス要因
業界事情
- ・燦ホールディングス (9628)の2021年に向けての業績予想は良くない。売上は微減、当期利益は前期比47%
- ・業界的にPERはそこまで高くないし、売上成長率も高く(例:20%等)は目指せない。
個別事情
- ・2021年5月期の業績予想は「未定」になる可能性もある。
- ・売上成長率は毎年10%程度なので物足りない。だが、全体の20%を占めるオーダーメイド葬儀の年間1.87倍の成長率があるから、これは今後改善されるはず。
以上の検討結果から、きずなホールディングスの株は「買い」であると考えて購入しました。
きずなホールディングスのscockファーム的「目標時価総額」
成長率・PERの上限・下限を検討した上で目標時価総額を作ってみました。
2020年5月24日時点での時価総額は65億円なので、少なくとも1.25倍、最大で3.42倍になるのではと考えています。
下値リスクもそこまでなく、期待値としては間違いなく上向きだと思うので、躊躇なく買っていきたいと思います。
チェックポイントと売却目処
基本的には買った後に放置をしますが、各要因の前提が変わったり、チャート的に下降トレンドになったタイミングでは、一部売却や見直しの必要はあるかもしれません。
次回の決算発表は、2020年7月中旬予定です。
また、2022年5月期の目標時価総額「222億円」を早期に実現した場合も、早期売却の可能性があります。
1年後になると、さらに上のビューを描けるような情報が入ってくるかもしれないため、222億円以上になった場合はひとまずは未定ですね。
※免責事項※
検討結果は、2020年5月24日現在での情報を元に判断しています。今後の業績の伸び次第で、評価は変わる可能性があります。
個人の株式売買の検討用に書いた記事ですので、売買を推奨する記事ではありません。
実際の投資は皆さんご自身の判断でお願いいたします!投資結果については責任は持てませんのでご了承下さい。私個人はきずな社に期待できると思ったため、買っていきます。
(追記)下方修正が出たため売却しました
2020年5月25日に下方修正が発表されました。
まさか買ってすぐに下方修正が出るとは。。
ビューを微修正する程度の修正なら問題なかったのですが、2020年5月期で「葬儀件数は+0.9%になったとのことですが、葬儀単価が957千円から55千円下回る902千円(△5.7%)」となり、当期利益1.97億円、調整後の当期利益でも3.96億円。
翌期の当期利益では最低でも6.8億円ある前提での投資でした。
そのため残念ですが、5月26日に潔く撤退いたしました。
ピクスタ(3416)の株価は買いかも|下落後に200万円の買いを入れた5つの理由
タイトルにある通り、ピクスタが下落したタイミングで200万円(正確には約211万)の買いを入れました。
企業から定額制でお金をもらうビジネスをしている割には、評価が低いと思っていたので、その考えなどを記したいと思います。
ピクスタの評価が低すぎる!「買い」だと思った5つの理由
プラス要因
まずはプラス要因から。
①安定的に二桁成長をしている。
ピクスタ社では、何年も前から定額制での写真素材提供に力を入れています。その結果もあり売上は安定的に増えていて、毎年二桁の成長率を維持しています。ネット系の会社にしては物足りなさは感じますが、最低限の成長はしていると考えてます。
②出来高が少ないため、火が付きやすい。
直近30日の出来高は、1日あたり37,510株です。これは暴騰・暴落時の出来高も含まれているため排除して、それ以前の期間で計算すると9,121株となります。
100株単位の取引なので、なんと1日91回の取引です。
100株で11万円として計算すると、1日あたり1000万円前後の取引で相場が出来てしまうのです。
こういう出来高が少ない銘柄の場合、一度火がつくと売りも少ないためドンドン上がっていく傾向があると思います。
③他のSaaS企業と比べてPSRが圧倒的に低すぎる。
また別の記事でも書きますが、ピクスタはSaaS系の企業の割にはPSRが安すぎます。
おそらくPSRで計算して投資をする人たちが、ピクスタに入って来てないからだと思います。
日本のSaaS企業でも時価総額が400億円以上になると、PSRが10倍以上ついている会社が多い傾向があるため、まだまだ気付かれていないのではないでしょうか。
私はこれはチャンスだと思います。
④チャート的に買いのタイミングである。
チャートを見る限りでも、今は絶好の買いタイミングだと思います。
ローソクチャートも上向きですし、MACD・ストキャスティクスも全て上向きに超えていっています。
そのため、値下がり余地はそこまで大きくない、期待値としては上だと思います。
⑤コロナの影響は若干ある程度なので、最低でもコロナ前の株価には戻るはず。
このチャートを見て貰えれば分かるように、コロナ前後で株価は1,550円前後から1,000円前後に下がりました。下落率は約35%です。
ですが、2020年12月期1Qの決算資料を見ると分かるように、コロナの影響は本当に軽微です。
ピクスタの単品販売は若干の影響を受けていますが、それでも1Q・2Qが前年比で横ばいになる程度で、3Q・4Qは回復するはずです。定額制は伸びていますし。
そのためどれだけ遅くても、2Q(4~6月)か3Q(7~9月)には、コロナ前の株価水準には最低でも戻ると予想します。
マイナス要因
①定額制とは言っても原価が発生するビジネスである。
2020年1Qでピクスタの定額制・単品の売上が6.25億円、仕入原価が1.88億円、つまりピクスタ事業で原価率が30%ということになります。
定額制分の原価は明示されていないはずなので詳細は分かりませんが、決算資料には「PIXTA単品売上の減少等の影響により、仕入原価が減少」という記載があるため、定額制が増えれば増えるほど、仕入原価率は下がっていくと予想されます。
ただ、原価が発生するビジネスとは言っても原価は30%以下。そのため、PSRが他企業と5倍~10倍程度の差がつくほどのマイナス要因ではないと思います。
ここまで見てきた要因を考慮した結果、ピクスタは「買い」で考えています。
私が考える目標株価水準
他のSaaS系の企業のPSRを調べた結果がこの表です。
見て分かるようにピクスタだけ異様に低く、なんと「0.9倍」!
ピクスタの定額制事業だけで見ると、成長率は16.9%あるため、PRTIMESと同程度のPSR「5倍」は許容されるのではないかと思います。
なので、PSRが3倍~5倍想定で、今期~来期にかけて90億~150億円ほどの時価総額まで上がると考えます。
現在の時価総額が28億円なので、3.2倍~5.3倍ですね。
下値リスクが少なく、上値で3.2倍~5.3倍の期待値を持てるのであれば、悪い投資ではないと思います。
ポートフォリオの7.7%しか持てていませんでしたが、株価の動き次第で少しずつ買いを入れるかもしれません。
チャートの動き次第では、途中で売ることも考えられます。
また、5月頭の暴騰と同じ程度の株価(1,550円)程度で、ある程度利確をするのも一案だとは思います。